Trelloでガントチャート

先日からWrikeを試していましたが、Wrikeにはいくつかのエディションがあり、私が使いたい機能としては、

  • ガントチャートが使いやすいこと
  • サブプロジェクト、サブタスクが簡単に作れること
  • カスタムフィールドが使えること
  • タイムトラッキングが使えること
  • 計画と実績の両方の作業時間が集計できること

の4つなんですが、これを満たすにはBusiness版が必要でした。

しかし、これが一人で使うには高い!

最低でも年間15万円ぐらいかかります。

理由は5ライセンスからの課金になるからです。

アドオンとかの追加の設定も不要で、使いたい機能は全てそろっているんですけどねぇ。

そこで、安く済みそうなTrelloを試してみました。

TrelloとElegant Pro版というガントチャートのアドオンを組み合わせてやってみました。ElegantはTrelloのアドオンで、フリー版とPro版があります。フリー版だとマイルストーンやEnd-To-Startなどの制約、Excel出力などが使えなくて、ただのお絵かきツールになってしまいます。なので、Pro版を使ってみました。

ElegantのPro版は年間$60と大した金額ではないので、トライアルしてみて、こんな感じの画面が出来上がりました。見た目は割といい感じなんですが、問題点がたくさん見えてきました。

  • ガントチャートに表示できるサブタスクは1階層だけ
  • タスクの期間は日単位のみで、時間単位が設定できない
  • Excel出力してもタスク期間の列がなく、合計作業見積時間を集計できない
  • 作業実績時間を記録できないので別管理になってしまう
  • Elegantの開始日・終了日がTrelloのカードの開始日・終了日と連動していない!

とまあ、Elegantが使えなさすぎでした。

しかも、操作ミスしてElegantのPro版に課金してしまったし・・・。

最悪です。

他に良いツールがあれば教えてほしいですが、もうガントチャートはあきらめるかな。

CitrixがWrikeを買収

Citrixがプロジェクト管理ツールのWrikeを19日に買収したそうです。(ZDNet Japanの記事より)

Citrixといえば XenServerとVirtualApps(旧:MetaFrame)ですが、今はVirtualApps や XenDesktop が好調みたいで、リモートワーク特需といったところでしょうか。

そこへ来て、リモートワークに強力な味方になるクラウドタイプのプロジェクト管理ツールというサブスクにも手を出してきました。

CitrixはXenServerなどの製品が他社にシェアを奪われても、ネットワーク機器の会社を買収してNetscalarを出したりするなど、昔から常に変化しながら成長しているイメージがあります。(私の勝手なイメージですが)

しかし、いままではOSやネットワーク、アプリケーションにおける基盤部分のエンタープライズ向け製品が主力だったので、純粋なクラウドアプリであるWrikeの買収は少し意外な感じです。

Wrikeは少し高価格帯の製品なので、企業イメージも損なわないという判断もあるかもしれません。

今後もCitrixはどう変化していくんでしょうか。

私も顧客のCirix Hypervisor (旧:XenServer) をHyper-Vに変更していただく予定があります。いろいろな理由がありますが、例えばバックアップツールなんかは VMWare と Hyper-V 以外はNutanixをサポートするぐらいで、Citrixは全く相手にされていないんですよ。XenServerとは10年以上もの長い付き合いでしたが、もう限界ですね。こちらも変わっていかなければ。

タスク管理ツール

タスク管理ツールにRedmineを使っていたのですが、どうも使いづらくて馴染めませんでした。カスタマイズできるので使い込めば便利なんでしょうけど、そこにマンパワーを費やすだけの時間がありません。

一人で使うにはRedmineを使うメリットは見出せませんでした。

今のところ、

ざっくりとしたタスク管理は「MeisterTask」。

サブプロジェクトも作れるタスク管理は「wrike」。

と、分けて使っていますが、本当はどちらか一方で十分なのかもしれません。両方使ってみて様子を見ているところです。

両方とも有償ですが、両方とも直感的に使えるところがとてもいいです。時間のない一人法人にはヘルプなしで直感的に使えることはとても大事です。

MeisterTaskはとにかく見やすいので、かんばん機能で済むものであればこちらを使っています。スマホアプリも見やすいですし。Office365との連携機能もあるので、Outlookからも閲覧できるようにしています。

作業の時間計測もMeisterTaskでできますので、短日で済む作業ならこちらでも構わないかと思います。

MeisterTaskのダッシュボード

しかし、MeisterTaskはサブプロジェクトが必要なケースが苦手です。開発業務など、長いステップをあらかじめ計画しなければならないようなケースではwrikeを使います。

wrikeは生産管理のような本格的な業務にも使えそうなガントチャートを備えています。wrikeの本格的なガントチャート画面のデザインがお気に入りです。Redmineは無料でしたが、なにもしなくても欲しい機能がそろっているのでとっても楽です。

Trelloも本当は使ってみたいんですけどね。

とりあえずは、このMeisterTaskとwrikeの両方をしばらくは使う感じです。

Citrix Hypervisor 8.2とWindow Server 2008R2について

昨年の夏にCitrix Hypervisorの最新版が8.1から8.2になりましたが、Windows7, Windows Server 2008R2がサポートから外れていることに気が付きました。

Windows7やWindows Server 2008R2をゲストVMとして、まだまだ現役で使っている企業は多いかと思いますが、うっかり8.2にバージョンアップすると起動しなくなる可能性があります。

要注意です。

Microsoftのサポートはとっくの昔に切れていますが、使っているソフトウェアの関係でWindows Server 2008R2をゲストVMとして使っている場合、代替え案を早めに検討しないと首が回らなくなる可能性があります。

例えば、ゲストOSを追加するために最新のHypervisorを導入する必要性が出たとしても、これらの古いゲストVMが足かせになるかもしれません。

古いシステムが社内で中核を担っていると身動きができなくなり、セキュリティの問題だけにとどまらず、業務そのものの継続に支障が出るかもしれません。そうなると、かなり大きな問題になってきます。

AzureやVMWareでは Windows Server 2008R2 はまだ動作対象OSから外れる様子はないので、Citrixはちょっとタイミングが早い気がします。どういう戦略なんでしょうか。